トールの武器ミョルニルは北欧神話最強だった!?

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様々な神が登場する北欧神話ですが、その中で致死率99.9%とも言われる武器があるのをご存じですか?

一体どのように作られ、どのように使われていたのでしょうか?

 

最強武器ができあがったのは意外な経緯で、そこにはある人物の存在がなくてはならないものだったのです!

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ミョルニルの使い手、トールとはどのような人物なのか?

トールは北欧神話では雷の神とされています。

最高神と言われるオーディンの子供で、最強の神とも言われます。

アース神族すべての力を合わせても、トールにはかなわないといわれるほど最強の神だったようです。

 

雷の神と言われるだけあって、雷をつかさどることはもちろん、他の天候も操ることができ、意外にも農耕の神としてあがめられていました。

 

なんだか乱暴なイメージがありますけどね。

そんなトールが持っていたのが、これまた最強と言われる武器「ミョルニル」なのです。

 

ミョルニルとはどんな武器?

 

ミョルニルは別名「トールハンマー」とも言われ、様々なゲームで強い武器として登場しています。

ミョルニルは「打ち砕くもの」という意味で、片手で持てるほどの大きさなのに、とてつもなく重く、ものすごく熱い斧だったのです。

 

そのため怪力のトールですら、力を増強してくれるベルトと、熱さに耐えられる手袋を装備しないと持つことができないという代物でした。

その威力は凄まじく、巨人の頭蓋骨をも打ち砕くというもの。

 

最強の神が最強の武器を手にしたのです。

まさに鬼に金棒!

 

しかもこのミョルニル、破壊だけではなく、なんと蘇生の力も持っているのです!

この力を利用して、トールは自分の戦車を引くヤギ2頭を食料として殺して食べた後、ミョルニルでまた生き返らせる、ということを繰り返していました。

 

また清めの能力も持っていて、結婚式やお葬式でトールはしばしばこの斧を使用していたそうです。

昔の北ヨーロッパでは、ミョルニルのレプリカを子宝のお守りとして愛されていたとか。

なんて万能な武器!

一体だれが作ったのでしょうか?

 

このミョルニル、ドワーフたちの

「いかに優れたものを作り出せるか」

という大会の際に作られたものなのです。

 

そもそもなぜそのような大会が行われることになったのでしょう?

ここである神の存在が鍵となってくるのです。

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トールとロキは親友だった?

ロキと言えば北欧神話最大のいたずらっ子。

巨人族出身ながら、オーディンの義兄弟となり、巨人族の国ではなく、神族の国アースアルドで暮らしていた人物です。

そこでトールと出会い、なにかと一緒に過ごすようになったようです。

 

ある日ロキがトールの奥さんであるシヴのご自慢の金髪を切ってしまいました。

これに腹を立てたトールは、ロキを追いかけまわし、シヴの金髪を今すぐ復活させることを約束させます。

ロキはドワーフに金髪を作らせることにしました。

髪をすぐに元通りに、ってなかなか無理な話に思えますが、ドワーフは研究熱心なのですね。

そして見事金髪を復活させたドワーフは、ロキに大いにほめられるのでした。

 

これをきっかけに「ロキに褒められたい!!」と多くのドワーフたちが物作り対決をはじめたのです。

 

この対決の際に作られたのが、ミョルニルです。

他にもオーディンの武器として有名な、あのグングニルもこの対決で作られました。

当初、この最強の武器はロキがもらおうとしましたが、あまりの重さと熱さに耐えられず、トールに譲ったとされています。

 

めでたくミョルニルの使い手となったトールは、この最強武器の威力を試すべく、様々な戦いに挑むのでした。

 

フルングニルとの対決

 

 

フルングニルとは、ヨツンヘイム(巨人の国)に住む巨人の一人です。

 

ある日フルングニルは自慢の駿馬でオーディンの愛馬、スプレイニルに競走を挑んだのです。

競走中に勢いあまってヴァルハラ(オーディンの城)に突入してしまったフルングニルですが、オーディンはお客としてもてなすことにしました。

 

なんといってもオーディンは最高神ですからね。

懐が大きいところを見せないとね!

しかし調子に乗ったフルングニルは、絶世の美神と言われるフレイヤのお酌で、遠慮もせずにお酒を飲みまくり。

あげくの果てには酔っぱらってしまい、神々に対しての暴言まではく始末。

 

さすがの最高神オーディンも堪忍袋の緒が切れ、最強の神トールを呼び出し、フルングニルを始末するように言います。

トールを見て我に返ったフルングニルは、

 

「丸腰の人間を狙うのは卑怯じゃないか!?」

 

とトールを非難し、後日あらためて決着をつける約束をしました。

トールとの決闘を知ったヨツンヘイムの巨人たちは、

 

「フルングニルが殺されるのは困る!」

 

とフルングニルの影武者を作ることにしました。

巨人たちは粘土で巨大な塊を作り、その中に牝馬の心臓を埋め込み、「モックルカールヴィ」という人間を作り出しました。

 

このモックルカールヴィをフルングニルの身代わりにしようとしたのですが、「蚤の心臓」ではないが、牝馬の心臓だからなのか、この子はとても臆病な子だったのです。

 

決闘の日、トールが乗った戦車が近づくと、大地は揺れ、空には雷鳴が轟き始めました。

その音にモックルカールヴィは驚いて動けなくなり、全くの役立たずになってしまったのです。

結局トールはフルングニルに向かって進んで行くことになります。

 

トールの従者が、「トールは地下から攻撃しようとしている」と言ったのを真に受け、フルングニルは盾を大地に置き、その上に立って待ち構えていました。

 

フルングニルを見つけたトールは、ミョルニルを投げつけたのです!

フルングニルは盾をふんで立っているものですから、飛んできたミョルニルを防ぐ術がなく…

全身砥石でできているフルングニルは、自分の体の一部を投げてミョルニルを止めようとします。

 

が、狙った物には必ず当たると言われているミョルニル。

砥石ごときでは止められず。

ミョルニルはフルングニルに当たり、フルングニルは倒れてしまいました。

 

しかしここで問題が。

 

完全勝利と思われたトールですが、フルングニルが最後のあがきに投げた砥石が、ミョルニルに粉々に粉砕され、その一部がなんとトールの頭に刺さってしまっていたのでした。

頭に石がささったままになってしまったトールは、さらに性格が荒っぽくなり、すぐに頭に血が上るように。

 

なんとか砥石を取り除きたいトールは、巫女のグローアを呼び、石を取ってもらうことにしました。

グローアが歌を歌うと、不思議なことに頭にささった砥石が徐々に溶けていったのでした。

もう少しで完全になくなるという時、喜んだトールはグローアを喜ばせようと、死んだはずのグローアの夫が実は生きていることを伝えます。

 

死んだと思っていた夫が生きていることを知ったグローアは、それはそれは喜び、なんと歌の続きを忘れてしまいました。

そのままグローアは夫に会いに行ってしまい、トールの頭の砥石は完全になくなることはなく、一生ささったまま過ごすことになってしまいました。

 

雷鳴は頭の痛みに耐えるトールの叫びなのです。

 

 

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まとめ

 

いかがでしたか?

北欧神話最強の神と言われるトールと、これまた最強の武器ミョルニルのお話でした。

致死率99.9%を誇る武器、意外な使われ方もされていて、ますます興味深いものでしたね。

 

オーディンやロキとのつながりもあり、北欧神話の人間関係もなかなかおもしろくなってきました。

この最強武器ミョルニルは北欧神話の最後、ラグナロクに何か関係はあるのでしょうか!?

 

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