トロイの木馬~ウイルスソフト名の由来が神話だった?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

トロイの木馬といえば有名な不正プログラムですが、実はその名前はギリシャ神話から来ているのをご存知でしたか?
トロイの木馬はトロイア戦争で使われた木馬のことなのですが、なぜ不正プログラムがトロイの木馬と名づけられたのでしょうか?

実はそう呼ばれるにふさわしい事件が起こっていたのです!

その事件とは一体!?

 

 

<スポンサーリンク>

トロイア戦争の発端は?

 

 

ギリシャのオリンポスでは、ある日人間のペレウスと、ティターン一族である海の神テテュスとの結婚式が行われていました。
ティターン一族とは、ギリシャ神話の母ガイアとウラノスの子供たちのことですね。

この結婚式は数々の名だたる神たちが参列してたのですが、招待されなかった神がいたのです。
それが戦いの神、エリスでした。
結婚という門出に、戦いの神はふさわしくないと判断されたのでしょうか?
招待されなかったことに腹を立てたエリスは、「最も美しい女神へ」と書いた手紙とともに、ヘスペリデスの黄金のリンゴを会場に投げ入れました。

 

そうです。
このリンゴこそがトロイア戦争の発端だったのです!

このヘスペリデスのリンゴですが、神アトラスの娘のニンフたちがお世話をしているリンゴで、もともとはゼウスとヘラの結婚祝いにガイアが贈ったものでした。
ゼウスが浮気性で、多くの女性にリンゴを配りまくるものですから、ヘラが怒ってゼウスの手が届かないヘスペリデスの庭に植えなおしたのでした。

 

そのリンゴはともかく、「最も美しい女神へ」という文にくらいついてきた女神が3人。

ゼウスの奥さんヘラ

ゼウスの娘アテナ

そして愛の女神と呼ばれるアフロディーテ

3人とも自分こそがこのリンゴを手にするにふさわしい!と譲らなかったのです。

 

 

ヘラ「ゼウス、この中で一番美しいのは私よね?当然でしょ、あなたの正妻なのですもの!全知全能の神であるあなたにふさわしい女神が、一番美しいに決まっているわ!」

 

アテナ「お父様、私のほうが若いし、なんといっても全知全能の神から生まれた女神ですもの。一番美しいに決まっていますよね?」

 

アフロディーテ「ゼウス、あなたは私の美しさから逃げられないわ、そうでしょ?だって一目見て私の美しさに惚れ込んでしまったのですもの。」

 

それぞれゼウスに詰め寄ります。
困ったゼウスはトロイアの王子、パリスに決断を委ねました。

 

 

 

パリスの審判

こうして審判をまかされることになったパリスに、3人の女神はそれぞれ賄賂を用意し、自分を選ぶように迫りました。

ヘラは自分を選べば、「アジアの君主の座」を用意するといい、戦いの女神アテナはこれから起こる「すべての戦いにおける勝利」を約束すると言いました。
愛の女神アフロディーテは「最も美しい女性」をパリスの妻にすることを約束しました。

 

ん~、私だったらどれを選ぼうかな~。
「すべての戦いで勝利」すれば、いずれは「君主の座」になるような気がする…
「君主」になれば「最も美しい女性」を妻にすることは可能か気がするんですよね~。
となればアテナかな?

もはや美しさ争いは完全に無視されてますね(笑)
さてパリスは誰を選んだのでしょうか!?

 

パリスは「最も美しい女性」を提案したアフロディーテを選びました。
しかしこの「最も美しい女性」はすでにギリシャ、スパルタの王であるメネラオスの妻となっていたヘレネ―のことだったのです。
そうです、パリスはこのヘレネ―をメネラオスから奪い取ってしまったのです。

 

 

トロイア戦争勃発

ヘレネ―を奪われたメネラオスは、兄であるミケーネ王アガメムノンにこのことをつげ、英雄オデュッセウスとともに、トロイアに向かいました。
ちなみにこのオデュッセウスは車の名前でも有名なオデッセイのことですね。

 

メネラオスはヘレネ―を返すように求めましたが、パリスは全くこれに応じようとしません。
そのためメネラオス対パリスの戦いが始まったのです。

 

この戦争で神たちも両軍にわかれることになりました。
ヘラ、アテナ、ポセイドンはギリシャ側に、アポロン、アルテミス、アレス、アフロディーテはトロイアに加担することとなりました。

 

こうして両軍の戦いは平行線をたどり、なんと10年もの月日が経ってしまいました。
10年経ってもなお求め続けられるヘレネ―は、よほどの美しさだったのでしょうね。
それか、どちらも意地の張り合いで後に引けなかっただけか…

どちらもそれなりの犠牲を出しているだけに、そろそろ終わらせたいところ。
そこでオデュッセウスがある作戦を立てました。

 

トロイの木馬登場!

 

 

 

その作戦というのが、トロイアに大きな木馬を贈るというもの。
これがトロイの木馬ですね。
なぜ木馬を贈るのが作戦なのか?

 

実はこの木馬の中にはギリシャ側の兵が潜んでいて、トロイア兵が寝静まった頃に出てきて、内部から制圧してしまおう!という作戦だったのです。

実際、トロイア軍はこの木馬が勝利を意味すると受け取り、なんとものんきに食べて飲んで寝てしまいました。
すっかり寝静まった頃、木馬の中に隠れていたギリシャ兵たちが飛び出し、トロイア軍に襲い掛かりました。
こうして10年続いた戦争は幕をとじたのでした。

 

この作戦に気付くものは、実はいたのですが、不幸なことにその者の声はアポロンの呪いによって、人々に届くことはなかったのです。
その人物とは、パリスの妹でトロイア王女であるカッサンドラでした。
カッサンドラといえばある病気にまつわる現象として名前が使われていますね。
そのお話はまた後ほど。

 

プログラムソフトとの共通点は?

不正プログラムの「トロイの木馬」は悪意のあるソフトウェアの総称である「マルウェア」の一つです。
そして「トロイの木馬」の最大の特徴というのが、好ましくない、または悪質ではないと見せかけ、本人にインストールさせるということなのです。
知らず知らず自分のPCやスマホに入れてしまい、気付けば銀行口座からお金が引き出されてしまってた、なんてことが起こってしまいます。

ここです!
トロイア軍が勝利のお祝いだと思い、自ら陣地に引き入れたものが、実は中から敵兵が出てきて一夜にして滅ぼされる結果になってしまった、そのトロイの木馬そのものですよね。

ゲームをするだけでお小遣い稼ぎ!?

モッピー!お金がたまるポイントサイト

 

まとめ

いや~、まさか現代の不正プログラムの名前が何千年も前に起きた事件に由来するとは思っていなかったです。
一つのリンゴをめぐる女たちの争いから、国を挙げての戦争に発展してしまったわけですし、何が火種になるかわかりませんよね…

技術は進歩していますが、案外人の気持ちや考えってそんなに進歩していないものですね。

そんな争いを起こさぬよう、そしてトロイの木馬に感染しないように気をつけましょう!

 

<スポンサーリンク>
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください