女神アテナの誕生秘話!パラスアテナの正体は?

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アテナといえば多くの漫画やアニメ、ゲームに登場し、ギリシャ神話ではゼウスに次ぐ認知度を誇るのではないでしょうか?

美しい女神というイメージはありますが、ゼウスの子供ということくらいしか知らないですね…

調べてみるとその誕生がとてもユニーク。

なんとアテナ、生まれたときすでに大人の女性だったのです!

は?どういうこと?

あまり知られていないアテナのお話をどうぞ。

 

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アテナとは?

 

 

古くからギリシャでは女神を都市の守護者とする崇拝があり、アテナもこのような崇拝の対象となっている女神の一人。

アテナはアテナイのアクロポリスにあるパルテノン神殿に住んでいました。

 

「アテナイ」とは現ギリシャの首都、「アテネ」の昔の呼び方です。

その由来は想像の通り、「女神アテナ」から来ています。

「アクロポリス」というのは城壁のある小高い丘のこと。

ギリシャには多くのアクロポリスがありますが、なかでも一番有名なのがこのアテナイのアクロポリスですね。

 

アテナの誕生

 

 

アテナはゼウスより生まれた女神、となっています。

ん?ゼウスの子供ではなく、ゼウスから生まれた…?

 

そうなのです。

アテナはゼウスの頭から生まれたのです。

なぜそんなことになったのでしょうか?

 

ギリシャ神話で全知全能の神と言えばゼウスですよね。

北欧神話でいうところのオーディンといったところでしょうか。

オーディンもそうですが、ゼウスもギリシャ神話の初めの神ではないのです。

 

天の神ウラノスと大地の神ガイアの間にはティターン(タイタンとも読む)と呼ばれる12人の男女の神々が生まれました。

そのティターンの一番末っ子がクロノス。

 

父ウラノスは子供たちに暴力をふるっており、このことに耐えられなくなったガイアがクロノスをそそのかし、クロノスはウラノスを攻撃、ウラノスの男性器を切り落としてしまいました!

 

親による子供への暴力は、毎日のように報道され問題となっていますが、まさかこの時代にもあったなんて!!

しつけと称して手を挙げてしまっているお父さん!(お母さんも)

これを読んで思いとどまってください!

(そんな影響力はないか…)

 

話を戻してクロノスの続き。

こうして神々の王となったクロノスですが、ウラノスとガイアの予言によって、自らも自分の子によって滅ぼされると知り、レアとの間に生まれてきた子達を次々と飲み込んでいきました。

 

その際にゼウスだけは母親のレアがクレタ島に逃し、成長したのちにクロノスの王権を奪ったのです。

こうしてゼウスが神々の王となりました。

 

しかし、ここでもまたウラノスとガイアの予言が。

「ゼウスの妻であるメティスのとの間に生まれる第二子の息子によって、ゼウスの王権はまた奪われる」

というもの。

そこでゼウスは妊娠したメティスを飲み込むことによって、この予言をなかったものにしようとしました。

 

ところがゼウスに飲み込まれた後も赤ちゃんは成長を続け、ゼウスが激しい頭痛を感じプロメテウス(ヘパイストスという説もあります)に頭を割らせると、甲冑をまとった女神「アテナ」が誕生したのです。

 

なかなかめちゃくちゃなお話ですね。

頭が割れたゼウスはというと、頭はすぐに修復され、このアテナを溺愛。

アテナもまたゼウスを敬愛するようになり、アテナを生んだ偉業(?)でゼウスはさらに王の地位を確立することになりました。

 

ゼウスを滅ぼすのはアテナの次に生まれる予定だった息子なので、その誕生を阻止できたのはゼウスにとっては大きな功績と言えるでしょう。

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アテナがパラスと呼ばれるわけ

 

 

 

アテナはトリトンの娘、パラスと一緒に育てられ、2人は大の親友になりました。

ある時2人は戦いの練習中に口論となり、怒ったパラスがアテナに一撃をお見舞いしようとしたところ、空から偶然目撃したゼウスがアイギスを投げ落としたのです。

 

アイギスとはイージスとも呼ばれ、ゼウスとアテナが持っている盾のこと。

あらゆる厄災を払う魔除けの能力があり、最強の盾と言われていました。

このアイギスにはメデューサの首が貼り付けられていて、見たものはもちろん石になってしまいます。

この最強の盾がイージス艦の語源になったのですね。

 

ゼウスの投げたアイギスはアテナをパラスの間に落ち、これに驚いたパラスが動きを止めた瞬間、アテナの反撃がパラスに当たってしまい、パラスは命を落とすこととなりました。

 

親友の死を嘆くアテナは、パラスを忘れないために自らをパラスアテナと名乗るようになったのです。

そしてゼウスにパラスを思い出すものが欲しいとお願いすると、パラディウムと呼ばれる木像が空から降ってきて、これを親友だと思いお守りにすることにしました。

 

フランスのトランプでは、スペードのクイーンがパラスをモデルとされていて、一般的なカードではスペードのみクイーンの中で唯一武器を持った姿で描かれています。

 

こんなところにも神話の名残があるなんて、おもしろいですね。

 

アテナに子供はいるのか?

 

アテナイの王の一人にエリクトニオスという人物がいます。

実はこのエリクトニオス、アテナ同様意外な誕生秘話を持つ人物なのです。

 

ある日アテナは武器の発注のため、ヘパイストスを訪ねました。

ヘパイストスはゼウスとヘラの子供で炎と鍛冶の神とされ、様々な武器や道具を作っていました。

妻のアフロディーテと不仲で欲求不満だったヘパイストスは、あろうことかアテナに迫りました。

 

当然アテナは逃げ出しますが、ヘパイストスはアテナの足に射精したのです。

 

なんて下品な…

 

なんとか逃げ切ったアテナが汚れた足を皮でぬぐい捨てると、なんと大地が身ごもり、エリクトニオスが生まれたのでした。

しかもこのエリクトニオス、大地から生まれたものの証として、半身は人間ですが、半身は蛇という奇妙ないでたち。

 

アテナはエリクトニオスを亡き者にしようとし、エリクトニオスと蛇を箱に入れて、当時のアテナイの王、ケプロクスの娘に預けました。

(ちなみにケプロクスも大地から生まれたため半身が蛇でした。)

 

「箱の蛇がエリクトニオスを食い殺すまで箱を開けてはいけない」

 

アテナにそういわれていたにもかかわらず、ケプロクスの娘たちは箱を開けてしまい、娘たちは蛇に殺されてしまいました。

「~してはいけない」と言われるとついしたくなってしまいますが、やはりいい結末にはなりませんね…

 

生き残ったエリクトニオスは、仕方なくアテナが育てることにしました。

アテナはパルテノン神殿で彼を育て、大きくなったエリクトニオスはアテナイの王にまでなったのでした。

その後一応父であるヘパイストスに弟子入りし、鍛冶を学んだエリクトニオスは、馬が引くギリシャ戦車を生み出したのでした。

 

唯一このエリクトニオスがアテナの息子と言われていますが、アテナの子供ではなかったですね。

アテナは父ゼウスに予言された言葉を信じ、自分の子供がゼウスを亡き者とするかもしれない、ということで、一生子供は作らないと処女を守り抜いた女神なのでした。

 

まとめ

 

アテナの名前はよく聞きますが、思っていたのとずいぶん違っていました。

ゼウスの子供ではなく、ゼウスから生まれたというのは驚きでしたね。

 

「意外」がたくさんのアテナの話ですが、まだまだ他にもあるようです。

私たちの生活でよく聞くあの名前も出てくるお話です!

それはまた次回で。

 

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