ポニョの本名がブリュンヒルデ?由来である女神の悲劇とは?

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子供から大人まで大人気の映画、「崖の上のポニョ」ですが、実はポニョには本名があるのをご存じでしたか?

 

このポニョの本名には意外なルーツがあったのです!

ポニョの名前の由来となった人物はどのような人物だったのでしょうか?

ポニョとの関連性はあるのでしょうか?

 

「崖の上のポニョ」の裏設定がわかるかも!?

 

 

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ポニョは本名じゃなかった?

 

映画の題名にもなっている「ポニョ」ですが、そもそも本当の名前ではなかったのですね。

「ポニョ」は宗介がその見た目から勝手につけた名前だったのです。

 

ほぼ全編ポニョと呼ばれているので、本名があったことに気付いていない人も多いのでは?

ポニョのお父さんであるフジモトが、勝手に出て行ってしまったポニョを怒るシーンで唯一この「ブリュンヒルデ」という名前が呼ばれます。

 

ブリュンヒルデという名前はポニョに限らず、様々なアニメやゲームで登場していますよね。

有名なアニメの主人公にもなっている名前です。

 

このブリュンヒルデという名前は北欧神話に出てくるブリュンヒルデから来ているのです。

 

北欧神話のブリュンヒルデとは?

「崖の上のポニョ」を制作時、宮崎駿監督が、ワーグナーのオペラ「ワルキューレ」という曲を聞いていたことで、この影響を受けたということです。

このオペラ「ワルキューレ」のもとになったのが北欧神話なのです。

 

オペラの設定と北欧神話には少しずれがありますが、ここからは北欧神話のブリュンヒルデのお話をしたいと思います。

 

ブリュンヒルデはオーディンの娘であり、戦死した勇者たちの魂をヴァルハラへ迎え入れる、まさしく「ワルキューレ(ヴァルキリーとも呼ばれる)」の一人。

ワルキューレはオーディンの娘の神々や巨人、妖精などから構成されています。

そしてブリュンヒルデはこのワルキューレをまとめる長女的役割を果たしていた人物なのです。

 

ここ!

 

一人だけ少し大きく、たくさんの妹たちがいるポニョと同じですよね!

 

ではこのポニョのモデルとなったブリュンヒルデはどのような人生を送ったのでしょうか?

 

ブリュンヒルデとシグルドの出会い

ブリュンヒルデはオーディンの娘なのですが、ある時オーディンに追放されてしまいます。

 

そのきっかけとなった出来事が、2人の男たちの間に起こった戦争でした。

1人の男は、オーディンとは対立する関係だったので、オーディンは別の男を勝たせるようにブリュンヒルデに指示しました。

しかしブリュンヒルデはオーディンに逆らいオーディンの敵である男の見方をしたのです。

 

この行動にオーディンは激怒し、ブリュンヒルデは城に幽閉され、炎に囲まれた祭壇で長い眠りにつくことになりました。

 

お城風な海の中の家に閉じ込められていたポニョを思い出しますね。

 

ある日この眠りからブリュンヒルデを救い出す人物が現れたのです。

その人物はある王国の王子で、竜殺しの異名をもつシグルド(シグルズとも言う)という男でした。

 

シグルドは城の中で長い眠りについているブリュンヒルデを見つけ、愛という魔法で呪いを解いたのです。

 

よくあるおとぎ話ですね。

ポニョにとって宗介がこのシグルドのような存在にあたるでしょうか?

 

2人はこの城で一緒に時間を過ごし、ブリュンヒルデはシグルドに様々な知識を与え、のちに国王となるにふさわしい人物に育て上げました。

2人は結婚の約束を交わし、シグルドはブリュンヒルデに婚約の証として、アンドヴァリの指輪を渡したのです。

 

おとぎ話のように、これでめでたし、めでたしとはいかないのが北欧神話の面白いところ。

 

このアンドヴァリの指輪、実は持つ者に不幸が訪れるという、呪われた指輪だったのです!

 

シグルドはブリュンヒルデと結婚するために、いったん国に帰ることになり、ブリュンヒルデは再びシグルドが訪れるその日まで、また眠りにつくことになりました。

 

帰る途中、兵の補給をするためにギューテ王国に立ち寄った時のことでした。

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ギューテ王のたくらみ

 

このギューテ王には年頃の娘グズルーンがいて、ギューテ王はシグルドをこのグズルーンと結婚させたいと思ったのです。

なんせ竜を殺せるほどの勇者ですし、ブリュンヒルデの教育でこの上なく王にふさわしい人物となっていたのですから。

シグルドは自分には婚約者がいて、幸せの真っただ中なんだ、という風な話をしていたので、このままではグズルーンと結婚するはずはなく。

 

そこでギューテ王妃はシグルドに物忘れの薬を飲ませてしまったのです!

 

この薬のせいですっかりブリュンヒルデのことを忘れてしまったシグルドは、ギューテ王にのせられグズルーンと結婚することにしました。

 

ギューテ一族の野望はそれだけでは終わらなかったのです。

息子のグンナルはどこかで眠っていると言われているオーディンの娘、ブリュンヒルデと結婚したいと言い始めたのです。

 

グズルーンと結婚し、グンナルと義兄弟の契りを交わしたシグルドは、グンナルの願いを叶えるため、一緒にブリュンヒルデ探しの旅に出ました。

 

炎に囲まれた城を見つけた二人ですが、グンナルはこの炎を超えることができません。

仕方なくシグルドがグンナルに変装し、炎の壁を突破。

炎の試練を超えた者と結婚すると誓いを立てていたブリュンヒルデは、グンナルと結婚するはめになりました。

 

グンナルに変装したシグルドは、ブリュンヒルデが眠っている間に、指にはまったアンドヴァリの指輪を持ち去ったのです。

そしてギューテ王国に帰り、彼はその指輪をグズルーンに贈ったのです。

 

記憶を失っているとはいえ、いったん他の人にあげた指輪を取り返し、新しい恋人にあげるとは…

なかなかのひどい男ですよね。

これすらも指輪の呪いなのでしょうか!?



 

2人の愛の結末とは?

 

ギューテ王国にもどったシグルドとグンナル、そして花嫁のブリュンヒルデ。

しばらくは平穏に暮らしていたのですが、ある日ブリュンヒルデとグズルーンの間に争いが起こりました。

 

その時グズルーンはブリュンヒルデに、シグルドからもらった指輪を見せながら言いました。

 

「炎の壁を突破したのは、本当はシグルドだったのよ!

あなたは騙されて、何もしていないお兄様と結婚させられて可哀想ね。」

 

シグルドが自分との結婚の話を忘れたばかりでなく、自分を騙してグンナルと結婚させたことにブリュンヒルデは怒りと悲しみに打ちひしがれました。

 

自分の胸を突き刺そうとするブリュンヒルデをシグルドが止めます。

実は記憶が戻っていて、ブリュンヒルデを愛していたことを思い出したというのです。

二人でここから抜けだし、新たな暮らしを始めよう、と提案したのですが、ブリュンヒルデは受け入れませんでした。

 

ブリュンヒルデは自分かシグルド、グンナルのうちの一人が死ななければいけないというのです。

ブリュンヒルデを失うことを恐れたグンナルは、弟のグットムルにシグルドを殺させました。

 

シグルドは死を迎えることになったのです。

 

シグルドの遺体はブリュンヒルデが、炎で燃やすことになりました。

シグルドを失ったブリュンヒルデは、その炎の中に身を投げ、シグルドの後を追ったのでした。

 

こうして2人の恋は幕を閉じました。

 

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まとめ

 

ポニョの本名である、ブリュンヒルデは北欧神話のブリュンヒルデからきていたのですね。

 

ポニョ自体がワルキューレと人魚姫を足したようなお話になっているので、すべてが北欧神話と重なる設定ではありませんが、前半は割と似たお話になっているのではないでしょうか?

 

それにしてもポニョと宗介の恋が、ブリュンヒルデとシグルドのような悲劇にならなくて本当によかったですよね!

 

以上、ポニョの本名の由来となった悲劇の女神、ブリュンヒルデのお話でした。

 

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